TOI Magazine Issue 0 が完成しました
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TOI Magazineの創刊準備号「Issue 0」が完成しました。
Issue 0は、「問い」をテーマにした小さな冊子です。
最初の号であるIssue 0では、
「あなたが今持っている問いは何ですか?」
という質問を、100人の方に投げかけました。
年齢も、職業も、立場も違う100人。
普段から文章を書いている人もいれば、そうではない人もいます。
すぐに問いが浮かんだ人もいれば、少し時間をかけて考えてくださった人もいます。
集まった問いは、本当にさまざまでした。
仕事のこと。
家族のこと。
社会のこと。
身体のこと。
死のこと。
生き方のこと。
言葉になる前の違和感のようなもの。
答えを求めているというより、その問いとともに日々を過ごしているようなもの。
100人の問いを並べてみると、そこには一つの結論ではなく、たくさんの過程がありました。
TOIが大切にしたいのは、その「過程」にあります。
すぐに答えを出すこと。
わかりやすく整理すること。
正解らしいものにたどり着くこと。
そうした速度から少し離れて、自分の中に残り続けている問いを、もう一度見つめてみる。
Issue 0は、そのための最初の試みです。
今回の冊子では、問いをなるべくその人の言葉のまま掲載しました。
きれいに整えすぎると、その人が持っていた温度や揺れが失われてしまうからです。
言い切れなさ。
迷い。
葛藤。
そうしたものも含めて、一つの問いだと考えました。
表紙と中面の写真は、写真家の佐藤麻優子さんにお願いしました。
佐藤さんの写真には、戸惑いや不安、希望ややさしさが同居しています。
人が何かを見つめている時間。
まだ名前のついていない感情。
答えにたどり着いた後ではなく、問いの中にいる人の姿。
その写真は、Issue 0に集まった100人の問いと静かに重なりました。
冊子の形は、A3を四つ折りにしたA5サイズです。
大きな雑誌ではありません。
けれど、手に取って開いたときに、100人の問いが一つの風景として立ち上がるように設計しました。
ページをめくるというより、一枚の地図をひらく感覚。
読むというより、問いの前で少し立ち止まる感覚。
そんな冊子を目指しました。
TOI Magazine Issue 0は、販売物ではなく、創刊準備号として制作しています。
ローンチ前には、メール登録いただいた方へPDF版をお届けします。
紙の冊子は、今後TOIの商品に同梱するほか、いくつかの場所でも手に取っていただけるよう準備を進めています。
TOIは「問いを、日常へ。」をコンセプトに始まったプロジェクトです。
読むこと。
書くこと。
歩くこと。
誰かと話すこと。
日々のなかで生まれる小さな問いを、流してしまわずに持ち続けること。
Issue 0は、その考えを最初に形にした一冊です。
100人の問いを眺めていると、問いは特別な人だけが持つものではないと感じます。
誰もが、自分の生活の中で何かを問いながら生きている。
その問いは、まだ答えにならなくてもいい。
誰かと同じでなくてもいい。
すぐに役に立たなくてもいい。
問いを持つこと自体が、その人の生き方やまなざしを少しずつ形づくっている。
Issue 0を通して、そんなことを確かめたかったのだと思います。
完成までにご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
ここからTOIは、Notebook、Cap、Journal、Magazineへと少しずつ展開していきます。
Issue 0は、その最初の記録です。
問いを、日常へ。
この小さな冊子から、TOIを始めます。
